"What time is it?" この質問に、あなたは自信を持って答えられますか?
数字と時間の表現は、英語での日常会話に欠かせない基本スキルです。しかし、「3時15分」を英語でスムーズに言えなかったり、「12」と「20」の発音が似ていて聞き取れなかったりして困った経験はありませんか?
実は、数字と時間の表現には一定のパターンがあり、基本的なルールを覚えれば誰でも使いこなせるようになります。今回は、英語初心者の方が日常生活ですぐに使える、数字と時間の表現方法を段階的に学んでいきましょう。
1. 基本的な数字の読み方
まずは1から100までの数字を正確に発音できるようになりましょう。
1から20まで
最初の5つの数字は、発音に注意が必要です。特に「three」の「th」音は舌を軽く噛んで発音します。
11と12は特別な形で、13からは「-teen」が付きます。「thirteen」「fourteen」「fifteen」は強勢が最後にあることに注意しましょう。
10の倍数
「twenty」と「twelve」、「thirty」と「thirteen」は発音が似ているので注意が必要です。20台は強勢が最初にあります。
💡 Point
・「thirteen」(13) と「thirty」(30) は強勢の位置が違う
・「-teen」は最後を強く、「-ty」は最初を強く発音
・聞き取れない時は「Can you repeat that?」で聞き返そう
💬 実践会話例
That'll be fifteen dollars and thirty cents.
あなたFifteen thirty? Could you repeat that more slowly?
店員Sure! Fifteen dollars and thirty cents. $15.30.
2. 時刻の基本的な言い方
時刻を表現する方法を段階的に学んでいきましょう。
正時の表現
正時(ちょうど〇時)の場合は「o'clock」を付けます。これは「of the clock」の短縮形です。
30分・15分・45分の表現
30分は「half past」で表現します。「3時を30分過ぎた」という意味です。
15分は「quarter past」で表現します。「4分の1時間過ぎた」という意味です。
45分は「quarter to」で表現します。「4時まで15分」という意味です。
💡 Point
・「past」は「〜を過ぎて」、「to」は「〜まで」の意味
・30分を境に「past」と「to」を使い分ける
・デジタル時計の読み方も覚えておくと便利
💬 実践会話例
What time is it now?
あなたIt's quarter past two. We still have time.
友人Great! The movie starts at half past two.
3. デジタル時計式の時刻表現
より簡単で現代的な時刻の言い方も覚えましょう。
基本的なデジタル表現
時間と分を順番に言うだけのシンプルな方法です。現代では最も一般的な表現方法です。
分の部分も普通の数字として読みます。「forty-five」のようにハイフンで繋げて読みます。
午前・午後の表現
午後を表現する時は「in the afternoon」を付けます。または「PM」(ピーエム)を使うこともできます。
午前は「in the morning」または「AM」(エーエム)を使います。
💡 Point
・デジタル表現の方が簡単で覚えやすい
・24時間制では「twenty-two thirty」(22:30)のように言う
・「AM/PM」は会話でもよく使われる
💬 実践会話例
What time does the meeting start?
あなたIt starts at two thirty PM. That's in about ten minutes.
同僚Perfect! I'll be ready by then.
4. 日付の表現方法
年月日を英語で表現する方法を学びましょう。
月の名前
月の名前は必ず大文字で始めます。略して「Jan, Feb, Mar, Apr」と書くこともあります。
日付の言い方
アメリカ式では「月、日」の順番で言います。「third」は序数詞(3番目)です。
イギリス式では「日、月」の順番で言います。「the」と「of」を付けることが多いです。
年の表現
2000年以降は「two thousand + 数字」で読みます。簡単で覚えやすい読み方です。
💡 Point
・アメリカでは「月/日/年」、イギリスでは「日/月/年」
・序数詞:1st (first), 2nd (second), 3rd (third), 4th (fourth)
・年は100年ずつ区切って読むことが多い
💬 実践会話例
What's your date of birth?
あなたIt's March fifteenth, nineteen ninety-five.
受付Thank you. So that's March 15th, 1995?
5. 年齢と頻度の表現
年齢や「どのくらいの頻度で」を表現する方法も覚えましょう。
年齢の表現
年齢を言う時は「years old」を付けます。また、「I'm twenty-five.」だけでも十分です。
頻度の表現
「〜回」は「times」を使います。「once」(1回)、「twice」(2回)、「three times」(3回)以降は数字+timesです。
期間を表す時は「a week」「a month」「a year」を使います。
期間の表現
継続している期間は「for + 期間」で表現します。
💡 Point
・「once, twice」は特別な形、「three times」以降は規則的
・「a week/month/year」で「1週間/月/年あたり」を表す
・期間は「for」、時点は「at」「on」「in」を使う
💬 実践会話例
How old are you, and how often do you exercise?
あなたI'm thirty-two years old, and I exercise about twice a week.
医者That's good! Have you been exercising for a long time?
まとめ
数字と時間の表現は英語の基礎の基礎です。これらをしっかりと身につけることで、日常会話がずっとスムーズになります。
覚えておきたいポイント:
- 基本的な数字の正確な発音(特に-teenと-tyの違い)
- 時刻の表現(traditional式とdigital式の両方)
- 日付の表現(アメリカ式とイギリス式の違い)
- 年齢と頻度の自然な表現方法
- 聞き取れない時は遠慮なく聞き返す
今日からできるアクション
- 時計を見る度に英語で時刻を言ってみる
- 今日の日付を英語で3回声に出す
- 自分の年齢と誕生日を英語で言えるか確認する
- 1から30までの数字を正確に発音練習する
- 買い物の時に値段を英語で確認してみる
数字と時間は毎日使うものなので、意識して英語で表現する習慣をつけることで、自然に身につけることができます。最初は間違えても大丈夫です。継続して練習することで、必ず上達します。