"What would you like to order?" そんな質問に、スムーズに答えられますか?
海外旅行でレストランに入ったとき、「メニューは読めるけど、注文の仕方がわからない」「ウェイターに質問したいけど、どう言えばいいかわからない」という経験はありませんか?
レストランでの会話は、旅行英語の中でも特に実用性が高く、覚えれば食事の時間がぐっと楽しくなります。今回は、入店から会計まで、レストランで必要な英語表現を段階的に学んでいきましょう。
1. 入店から着席まで
レストランに入ってから席に案内されるまでの基本的な流れと表現を覚えましょう。
予約の有無を伝える
予約なしで入店した際の基本表現です。「table for + 人数」は最もシンプルで確実な言い方で、世界中どこのレストランでも通じます。人数部分を変えるだけで応用できる便利なフレーズです。
予約済みの場合
「under + 名前」で「〜の名前で」という意味になります。予約確認の際の定番表現で、ホテルのチェックインでも同様に使えます。
💡 Point
・待ち時間を聞く:How long is the wait?
・席の希望:Could we have a table by the window?
・人数変更:Actually, we're three people now.
💬 実践会話例
2. メニューを見て注文する
メニューを受け取ってから実際に注文するまでの表現を学びましょう。
メニューについて質問する
レストランでの定番質問です。ウェイターのおすすめを聞くことで、そのレストランの人気メニューや自信作を知ることができます。迷った時の救世主的な表現です。
料理の詳細を確認する
「What comes with」は「〜には何が付いているか」を聞く表現で、サイドディッシュや付け合わせを確認できます。アレルギーや好みがある場合に重要な質問です。
実際の注文
「I'll have」は注文の最も基本的で丁寧な表現です。「I want」より洗練された印象を与え、世界中のレストランで使える万能フレーズです。
💡 Point
・調理方法の指定:medium rare, well done, no onions
・飲み物の注文:I'll start with water, Could I get a Coke?
・追加注文:Can I also get some bread?
💬 実践会話例
3. 食事中の対応
料理が運ばれてきてから食事中に必要な表現を覚えましょう。
料理について確認する
間違った料理が運ばれてきた場合の丁寧な指摘方法です。感情的にならず、事実を淡々と伝えることで、スムーズに解決できます。
追加の要求をする
「Could I get」は丁寧な依頼表現で、追加のソース、パン、ドリンクなど様々な場面で応用できます。「Can I have」より丁寧な印象を与えます。
食事の感想を伝える
料理を褒める基本表現です。ウェイターが「How is everything?」と聞いてきた時の定番回答で、良好な雰囲気作りに役立ちます。
💡 Point
・問題の報告:This is a bit cold, The steak is overcooked
・依頼表現:Could you bring us..., Would it be possible to...
・満足の表現:Perfect!, Excellent!, Just right!
💬 実践会話例
4. デザートと飲み物
食事の後半、デザートや追加の飲み物について話す表現を学びましょう。
デザートメニューを確認する
食事の終わりにデザートを検討する際の丁寧な表現です。多くのレストランでは別途デザートメニューがあるため、この表現を覚えておくと便利です。
シェアすることを伝える
デザートを分け合う場合の表現です。「share」を使うことで、追加のスプーンやフォークを持ってきてもらえることが多く、実用的な表現です。
コーヒーや紅茶を注文する
食後のコーヒーを注文する基本表現です。「black」はミルクや砂糖なしという意味で、好みを明確に伝えられます。
💡 Point
・コーヒーの種類:cappuccino, latte, espresso
・紅茶の種類:Earl Grey, green tea, herbal tea
・カスタマイズ:with milk, with sugar, decaf please
💬 実践会話例
5. 会計とチップ
食事の最後、会計からレストランを出るまでの表現を覚えましょう。
会計を頼む
アメリカでは「check」、イギリスでは「bill」を使いますが、どちらも世界中で理解されます。「Could we have」は丁寧な依頼表現として最適です。
支払い方法を伝える
支払い方法を明確に伝える表現です。「by cash」(現金で)、「by card」(カードで)など、状況に応じて使い分けられます。
別々に会計する
グループで食事をした際に、それぞれが個別に支払いたい場合の表現です。「split」は「分ける」という意味で、レストランでよく使われます。
💡 Point
・チップの表現:The tip is included, Keep the change
・レシートの確認:Could I get a receipt?, Is service included?
・感謝の表現:Thank you for the excellent service!
💬 実践会話例
まとめ
レストランでの英語表現を覚えることで、海外での食事体験が向上します。入店から会計まで、各段階で適切な表現を使えるようになれば、安心してレストランを利用できるでしょう。
重要なのは、基本的なフレーズを確実に覚えて、実際の場面で使えるようになることです。「I'll have」「Could I get」「Could we have」などの基本パターンを覚えれば、多くの状況に対応できます。
これらの表現を使って、海外でのダイニング体験をより豊かで楽しいものにしていきましょう。食事を通じて現地の文化も体験でき、旅行の思い出がさらに特別なものになります。
今日からできるアクション
- 基本注文フレーズの練習 - 「I'll have」を使って好きな料理を英語で注文する練習をする
- 質問表現の暗記 - 「What do you recommend?」「What comes with...?」を覚えて使えるようにする
- 丁寧な依頼の練習 - 「Could I get」「Could we have」を使った依頼表現を身につける
- 会計表現の確認 - 「Could we have the check?」「I'll pay by card」を覚える
- ロールプレイ練習 - 友人や家族とレストランでの会話を英語で練習してみる