会話の切り替え表現をマスターして、英語での話題転換をスムーズに
2025年06月19日

会話の切り替え表現をマスターして、英語での話題転換をスムーズに

著者アバターVocabasy編集部
|日常英会話

「話題を変えたいけど、どう切り出せばいいかわからない…」 そんな悩みを解決する自然な話題転換のテクニックをお教えします。

会話の切り替え表現

英語での会話中に「話題を変えたい」と思っても、どう切り出していいかわからず、沈黙が続いてしまった経験はありませんか?

日本語では「そういえば…」「ところで…」といった自然な表現がありますが、英語でも同様に、話題転換をスムーズに行う表現がたくさんあります。

今回は、どんな場面でも使える話題転換の表現と、自然な会話の流れを作るテクニックをマスターしていきましょう。

1. 基本的な話題転換フレーズ

英語での話題転換は、日本語以上に明確なシグナルが必要です。多くの日本人学習者が、話題を変えたいのに適切な表現を知らず、沈黙が続いてしまいます。

最も汎用性の高い表現:「By the way」

By the wayところで、そういえば

「By the way」は話題転換の最も基本的で汎用性の高い表現です。前の話題とは全く関係のない新しい話題に移る時に使います。日常会話からビジネス場面まで、幅広い状況で使える便利なフレーズです。重要なのは、トーンを少し上げて相手の注意を引くことです。

前の話題と関連付ける:「Speaking of which」

Speaking of whichそのことで思い出したのですが

この表現は、前の話題と何らかの関連性がある新しい話題に移る時に使います。「which」は前に話していた内容全体を指し、自然な流れで話題を発展させることができます。ネイティブスピーカーがよく使う、知的で洗練された印象を与える表現です。

連想による話題転換:「That reminds me」

That reminds meそれで思い出したのですが

相手の話を聞いて何かを思い出した時に使う表現です。「That」は相手が今言ったことを指し、自然な連想の流れを示します。この表現を使うことで、相手の話をしっかり聞いていることを示しつつ、スムーズに新しい話題に移ることができます。

💡 Point

・「By the way」は完全に新しい話題への転換に最適

・「Speaking of which」は前の話題との関連性を示す

・「That reminds me」は相手の話への反応として自然

・適切なトーンと表情で相手の注意を引く

💬 実践会話例

A: The weather has been really nice lately.B: Yes, it has! By the way, are you planning to go to the company picnic next weekend?A: I haven't decided yet. Speaking of which, did you hear about the new park they opened downtown?B: No, I didn't! That reminds me, I need to find a good place for a family outing.

2. 場面別の話題転換表現

ビジネスシーンでの話題転換

Moving on to another topic別の話題に移りますが
On a different note話は変わりますが
Let me shift gears for a momentちょっと話題を変えさせてください

カジュアルな場面での話題転換

Oh, that reminds me!あ、そうそう!
Random question急な質問なんだけど
Totally changing the subject全然話題変わるんだけど

💡 Point

・ビジネスでは「Let me」を使って許可を求める形が丁寧です

・カジュアルでは「Oh」や「Random」で親しみやすさを演出します

・場面に応じてフォーマル・インフォーマルを使い分けましょう

💬 実践会話例

A: I think we've covered all the budget items. Moving on to another topic, what's the status of the new project?B: Good question. Let me update you on our progress...

3. 会話を深める話題転換テクニック

相手との関係を深めながら話題を転換する方法をマスターしましょう。

I'm curious about〜について興味があるのですが
What's your take on〜についてどう思いますか
I've been meaning to ask you前から聞きたかったのですが
What else is new with you?他に何か変わったことはありますか?

💡 Point

・相手の意見を求める表現で関心を示しましょう

・「I've been meaning to」で以前からの関心を伝えます

・相手に話題選択の主導権を渡すことも大切です

💬 実践会話例

A: I've been meaning to ask you - what's your take on working from home?B: That's a great question! I actually have mixed feelings about it...

4. 話題を元に戻すときの表現

会話が脱線した時に、元の話題に戻る表現も覚えておきましょう。

Getting back to what we were discussing先ほどの話に戻りますが
Where were we?どこまで話していましたっけ?
To circle back to〜の話に戻りますが

💡 Point

・「Getting back to」はフォーマルな場面で使われます

・「Where were we?」は親しい関係での会話に適しています

・「Circle back」はビジネスでよく使われる表現です

💬 実践会話例

A: Anyway, where were we? Oh right, you were telling me about your vacation plans.B: Right! So I was thinking about going to Thailand...

5. 自然な話題転換のコツ

話題転換を自然に行うためのテクニックと避けるべきポイントをご紹介します。

自然な転換のテクニック

  • 前の話題と新しい話題の共通点を見つける
  • 相手の発言のキーワードを拾って展開する
  • 急激な転換より段階的な転換を心がける

避けるべき表現とポイント

  • 相手が話している途中で割り込む
  • 全く関係のない話題への急な転換
  • 「Anyway」の多用

💬 実践会話例

A: This restaurant has such good Italian food.B: It really does! Speaking of Italian culture, have you ever been to Italy?

6. 実際の場面での活用法

具体的な場面での話題転換の活用方法を理解しましょう。

職場・ビジネスシーン

  • 会議での話題整理:「Moving on to another topic」
  • 同僚との雑談:「By the way」「That reminds me」

友人・プライベート

  • パーティーでの初対面:「What else is new with you?」
  • 長時間の会話:「Random question」「Oh, that reminds me!」

どちらでも使える

  • 「I'm curious about」:相手の意見を聞きたい時
  • 「Speaking of which」:前の話題に関連付ける時

💡 Point

・場面に応じてフォーマル・インフォーマルを使い分けましょう

・相手の反応を見ながらタイミングを調整することが大切です

・自分の興味だけでなく、相手の関心も考慮しましょう

まとめ

話題転換の表現をマスターすることで、英語での会話がより自然で楽しいものになります。

重要なポイントは:

  • 基本フレーズを覚える:「By the way」「That reminds me」から始める
  • 場面に応じた使い分け:ビジネスとカジュアルで表現を変える
  • 相手への配慮:突然の転換より、自然な流れを作る
  • 練習の積み重ね:日常会話で意識的に使ってみる

今日から始められるアクション

1. 基本の3つの表現から始める

  • By the way
  • That reminds me
  • Speaking of which

2. 日常会話で意識的に使用する

  • 友人との会話で「By the way」を使ってみる
  • 職場で「Moving on to another topic」を試してみる

3. 相手の反応を観察する

  • どの表現が自然に受け入れられるかを確認
  • 自分なりの話題転換のパターンを見つける

英語での会話がより豊かで自然なものになるよう、今日から意識して話題転換の表現を使ってみてください。慣れてくれば、どんな場面でもスムーズに会話をリードできるようになりますよ!