前置詞をマスター:in, on, atの使い分け完全ガイド
2025年06月06日

前置詞をマスター:in, on, atの使い分け完全ガイド

著者アバターVocabasy編集部
|文法・語彙
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前置詞を制する者は英会話を制す

「単語を覚えるだけでは、言いたいことは伝わりません。前置詞こそが文をつなぎ、意味を明確にする鍵です。」

– 英語学習者の心得

日常英会話で最もつまずきやすいのが前置詞の使い分けです。特に inonat はそれぞれ場所や時間の表し方に違いがあり、混乱する学習者も多いでしょう。本記事では、これら3つの基本前置詞を中心に、実践的な用法を例文付きで解説します。さらに、toforof などよく登場する前置詞の応用も紹介するので、ぜひ最後まで読み進めてください。

1 in, on, atで場所を表す

in the room部屋の中で
on the tableテーブルの上に
at the station駅で

in は「内部」に焦点を当て、on は「接触面」、at は「特定の地点」を示します。例えば、

  • I left my keys in the car.
  • Put the cups on the shelf.
  • Let’s meet at the entrance.

上記のように、どこまで細かく場所を指定するかで使う前置詞が変わります。特に at は広い場所でも「人が集まる場所」や「ポイント」を表すためによく使われます。

💡 Point

"in the corner" と "at the corner" は文脈次第で異なる意味に。前者は部屋の隅など内部を指し、後者は交差点の角など特定の地点を示す。

"on" は面に触れているイメージ。スマートフォンの画面上なら "on the screen"。

場所を説明するときは、状況に合わせて前置詞を意識的に選ぼう。

💬 実践会話例

A: Where are you?B: I'm waiting at the bus stop.A: Okay, I'll see you in a minute.

場所を表す前置詞を正しく使えると、相手に余計な質問をさせずスムーズに会話が進みます。

2 in, on, atで時間を表す

in July7月に
on Monday月曜日に
at 7 o'clock7時に

時間を表す場合、in は月や年など大きな単位、on は曜日や日付、at は時刻とともに使われます。

  • I'm going on vacation in August.
  • The meeting is on Friday.
  • I'll call you at noon.

これらを混同すると、約束の日時を間違えて伝える可能性があります。習慣的に「大きな枠なら in、日付は on、ピンポイントの時間は at」と覚えるとよいでしょう。

💡 Point

曜日の前には必ず "on" を忘れずに。例:"on Sunday"。

慣用的に "at night" と言うが、"in the evening" とは区別する点に注意。

💬 実践会話例

A: Let's grab dinner on Saturday.B: Sounds good. How about at 6?A: Perfect! See you in the evening.

3 to, for, fromで方向や目的を伝える

go to the storeお店へ行く
a gift for youあなたへの贈り物
from Tokyo to Osaka東京から大阪へ

to は「方向」、for は「目的・受益者」、from は「起点」を表します。これら3つを組み合わせれば、移動や贈り物、出発地点などを詳しく説明できます。

  • She moved to Canada last year.
  • This letter is for my friend.
  • I came from a small town.

💡 Point

"for" は人だけでなく目的や期間を表す場合もある(例:"for two weeks")。

"from" は必ず "to" とセットで使うとは限らない。出発点だけ強調するときにも使える。

💬 実践会話例

A: Did you bring this for me?B: Yes, it's a souvenir from Kyoto.A: Wow, thank you! I'll take it to my office.

4 of, about, withで情報を補足

a cup of tea一杯の紅茶
talk about movies映画について話す
go with friends友達と一緒に行く

これらの前置詞は、モノの所有・話題・同伴者などを明確にする働きがあります。

  • I need a piece of paper.
  • We talked about our plans.
  • She went with her sister.

💡 Point

"with" は「~と一緒に」以外に、道具を示す場合にも使える。例:"cut with a knife"。

"of" には数量や種類を表す用法があり、"a bottle of water" のように使われる。

💬 実践会話例

A: Are you talking about the new movie?B: Yeah, I watched it with my brother.A: How was it? Lots of action scenes?

5 まとめ:前置詞を味方にする練習法

前置詞は数が多く、細かなニュアンスの違いもあるため、覚えるだけでは不十分です。実際の会話で使うことで、初めて自分のものになります。以下のステップを試してみましょう。

  1. まずは今日紹介した inonat の基本から復習する
  2. 次に toforfrom を使って日記を書いてみる
  3. ofaboutwith を使った短い会話を考えて、声に出して練習する
  4. 友達や先生に実際に使ってみて、正しく伝わるか確認する
  5. 分からないときは例文を真似して、繰り返し口に出す

前置詞は一度に覚えきれなくても心配いりません。少しずつ慣れていくうちに、どの状況でどの前置詞を使うべきかが自然と身につきます。

英語学習において重要なのは、"完璧" を目指しすぎないことです。間違いを恐れず、とにかく使ってみる姿勢が上達の近道になります。ぜひ今日学んだことを会話の中で実践し、前置詞をあなたの味方にしてください。

6 Extra Practice

前置詞を使った短い作文を毎日続けてみましょう。自分で例文を作ることで、感覚が身につきます。

Mini Challenge

  1. 今日学んだ前置詞を使って、3つ例文を作りましょう。
  2. それを声に出して読み、録音して聞き返しましょう。
  3. 間違っても気にせず、使うことに慣れることが大切です。
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