英語冠詞の使い分け完全ガイド:aとtheをマスター
2025年06月04日

英語冠詞の使い分け完全ガイド:aとtheをマスター

著者アバターVocabasy編集部
|文法・語彙
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冠詞を制する者が英語を制す

「たった一文字の違いが、意味の違いを生み出す。」

英語を学ぶ多くの日本人にとって、冠詞は悩みの種です。athe、そして冠詞を付けないパターンを理解することで、あなたの英語はぐっと自然になります。ここでは、冠詞の基本ルールを5つのポイントに絞って解説し、実践で使える例文と会話を紹介します。

1 初登場の名詞には a / an

I saw a cat in the garden.庭で猫を見かけました。

名前が特定できない物や初めて話題に出すものには a / an を使います。

💡 Point

・母音で始まる単語には an を使う

・まだ相手がどの猫かわかっていない状況


💬 実践会話例

A: I bought a new book yesterday.

B: Really? What's it about?

2 既に特定されている物には the

The book you recommended was great.あなたが勧めてくれた本は素晴らしかったです。

話し手も聞き手も同じ物をイメージできる場合や、世界に一つしかない物には the を使います。

💡 Point

・2回目以降に登場する名詞

・唯一の存在(the sun, the earth など)


💬 実践会話例

A: Did you see the movie I mentioned?

B: Yes, the ending was surprising!

3 一般論や不可算名詞には冠詞を付けない

Happiness is important.幸福は大切です。

抽象的な概念や物質名詞、複数形で一般的なことを述べるときは冠詞を省きます。

💡 Point

・water, information などの不可算名詞

・複数形で一般論を述べる場合:Cats are cute.


💬 実践会話例

A: I love music.

B: Me too! Music makes life better.

4 the + 形容詞で「〜な人々」を表す

The rich should help the poor.裕福な人々は貧しい人々を助けるべきです。

特定の属性を持つ人々をまとめて指すとき、形容詞の前に the を置きます。

💡 Point

・the young, the elderly なども同様

・単数形でも複数の人を表す


💬 実践会話例

A: The elderly often need support.

B: That's true. Communities should care for the elderly.

5 固有名詞と例外的なパターン

Mount Fuji is famous.富士山は有名です。

学校名や駅名などは冠詞を付けませんが、川や海などには the が付きます。例外を覚えておくと実践で迷いません。

💡 Point

Tokyo Station(× the Tokyo Station)

the Nile のように川や海峡は the を付ける


💬 実践会話例

A: Have you been to the Amazon River?

B: Not yet, but I'd love to visit someday.

まとめ:冠詞を意識して自然な英語を

冠詞は小さな単語ですが、意味やニュアンスを左右する重要な要素です。今回の5つのポイントを意識し、実際の会話や英文作成で少しずつ練習してみましょう。冠詞を使いこなせるようになれば、あなたの英語はより洗練されたものになります。

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